日本の海岸線の歴史から読み解くSDG’s
今回は真面目な記事をお一つ提供いたします。
昨今SDG’sなるものがしきりと叫ばれていますが、私自身その根拠の薄弱さ・強引さから、大なり小なり違和感を感じていました。しかし最初に申し上げておきたいのですが、私はSDG’sが掲げている目標の全てに違和感を感じているわけではなく、一部の目標に疑問が生じているというのが正確です。
ここではややこしさを回避するためにSDG’sの目標13にあたる「気候変動に具体的な対策を」という項目に絞って考察していきたいと思います。
昨今あるニュースで関東地方の「貝塚」という地名について考える記事がありました。国土地理院の地図を引用し、標高10m以下の土地を黒くし、「貝塚」という地名の場所に旗を立てたところ、驚くべきことに黒く塗りつぶした土地の縁(ふち)と綺麗に符合しました。(下記がその図です。)
これは「文明以前の世界でも今より海岸線が高かった時期がある」という事をはっきりと示しています。
最近有名な知識人たちがこぞって地球温暖化の原因は二酸化炭素やメタンの排出ではないのではないか、その根拠はないのではないか、と言い始めています。
Wikipediaで「海面上昇」と調べると、その原因は下記の通り記されています。
Wikiのリンク先はこちら
[原因]
海面上昇の主たる原因は海水の熱膨張であり、次いで南極氷床並びにグリーンランド氷床の融解とされている(北極海の海氷に代表される海氷・氷山・流氷は、融解しても海面水位には影響しない。)。
- 熱膨張 : 温度によって熱膨張率が異なるが、4°Cから離れれば離れるほど体積は相対的に増える。(相変化を伴わない範囲での話、水が気化する場合などは考慮に入れず)
- 蒸発量 : 海からの蒸発量の変化は、海の体積の変化をもたらす。間接的に降水量と関係している。
- 南極やグリーンランドの氷床・氷河、山岳氷帽の融解 : 海水の浮力に依存せずに存在している氷床・氷河ならびに万年雪などは、融解によってそのほとんどの体積が海水の体積増加に寄与する。また、これら由来の氷山の場合は、陸上から海に流れ出た時点で氷河の体積の9割弱程度海の体積が増え、融解後にはさらに塩分濃度差の分だけ僅かに海の体積が増えるという二段階変化をする。
- 地形の変化 : 体積が変化しない場合でも、海底の隆起や沈降、陸上由来の土砂の堆積など、海に接している地形の変化によって海面が上昇する。
- 氷河底湖の流出 : 近年の温暖化により融解した分ではない水塊が、氷河の融解により海に流出し海水の体積を増加させる(温暖化による融解分は氷河の融解と同一視するが、これは区別できない場合も多い)。
(北極海や南極海などの海氷融解 : 海氷のように海に浮かんでいる海氷・氷山・流氷は、アルキメデスの法則で証明されているとおり、海面の上昇には影響しない。ただし、海氷は凍結過程で塩分濃度が下がっているため、その低下した塩分濃度分、わずかではあるが海面が上昇するという説もある。)
また同ページでは紀元前13000年以降の海面の上下について次のように語っています。
[最終間氷期以降の海面上昇]
- BC13万年ごろから最終間氷期が始まり、BC12.5万年頃に海面最大上昇期を迎える。現在の海面より5mから10m高く、日本では下末吉海進と呼ばれている。
- BC7万年ごろからBC16000年頃まで最終氷期となり、海面は低下した。その頃は現在よりも海面は100メートル前後低かった。
- BC12000年頃から海面の急激な上昇が始まり、8000年をかけてBC4000年頃までに100メートル上昇し海面が現在に近いレベルになった。
- BC9200年頃からBC8000年頃にかけて1200年ほど比較的海面レベルが安定した時期があり、これは現在より45メートル低かった。
- BC6000年頃には、現在よりも30メートル程度低かった。
- BC4000年頃が海面の高さがピークに達し、この時には現在よりも数メートル海面は高かった。これはBC2500年頃まで続いた。日本では縄文時代の頃で現在より4メートル高かったという調査がある。 平野部では場所によっては100kmも海岸線が現在の内陸部にあった。これを現在からみると、海面が上昇していたように見え、海が陸に向かって進んでいたので、日本では縄文海進と呼ばれている。
- その後、海面は数メートルの範囲で3回上下を繰り返している(日本では平安海進が知られている)。
- 現在は比較的高いレベルにある。
これらの事象から、アマゾンやヨーロッパ、アジアの各地で現在よりも森林が生い茂っていた頃でも温暖化が起こり、それに伴って海面も上昇してきた、ということが言えると思います。
ではなぜSDG’sのいう13番目の目標が必要なのでしょうか。本来であれば気候変動=温暖化の原因を学術的に突き詰めるべきですが、それをあまり行わないのは腑に落ちません。最初から温暖化の原因は二酸化炭素やメタンだと決めつけているかのようにも見えなくもありません。
皆さんもご存じですが13番目の目標は7番目の目標である「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」に密接にかかわってきます。要は今あるエネルギーの供給源を石油依存から別の何かに変えましょう、と言っているわけです。
となると何が起こるかお分かりでしょうか? 天文学的な数字の対エネルギーのマネーの行き先が変わるという事が起きます。中東やロシアなどの産油国は軒並み干上がり、世界情勢が激変する事でしょう。また再生可能エネルギーにはレアメタルが不可欠ですが、そうなると儲かる国が出てきます。そう中国です。
ここからは予測になりますが、今でも中国は世界でボロ儲けをしていますが、そうなると今以上に彼らを儲けさせてしまいます。その有り余る金は当然軍備や仮想敵国への工作活動へ回るわけで、今よりももっと情勢が悪くなります。ここ数年で何らかの形でその流れを切らないと、周辺諸国だけでなくアメリカも経済・技術・軍事で勝てなくなるでしょう。
そしてその先には堤を切ったような第三次世界大戦があり、軍需産業でさらなるボロ儲けをする者たちがいて、何億人もの罪もない市民が巻き添えを食うのです。次の大戦は間違いなく中国が当事者になるでしょう。これは疑いようもない事です。そうなると周辺国の日本は必ず巻き込まれ、甚大な被害を受けるでしょう。
中国では天安門事件以降、国民の不満のはけ口として「反日・抗日」というカードを用意しました。それ以降、捏造された歴史観に基づき中国国民の反日感情は極限まで高められています。そんな感情を持つ国民が中国兵となり、更に極端な反日感情を軍隊で叩き込まれた連中たちがもし日本の本土に雪崩れ込んだら、想像を絶する殺戮が行われることは間違いありません。正直アメリカが助けてくれる保障がない中で、日本が単独で中国と戦争をしたら必ず負けます。そして中国の占領下では日本の国民性を恐れるあまり、ウイグル人に行ったように虐殺やジェノサイドが行われるでしょう。
ちょっと予測や想像が過ぎたかもしれませんが、結局のところ何が言いたいのかというと、SDG’sを何も考えずに推進するのは危険である、という事です。国連が推進するからSDG’sをやるのではなく、国家戦略としてSDG’sを推進することで中長期的に日本国民の利益になり、安全保障にも有利になるように国を導いていかなければなりません。
しかし今の自公政権にそれができる可能性はほぼなく、また野党などは論外です。ではどうしたら良いのでしょうか。その答えを持っている方がもしいらしたら、是非教えて頂きたいです。
私は日本の国民一人一人が国の行く末に関する認識を増やすことで正しいを思われる方向性を明確にしつつ、少しずつ連携しながらその連携をさらに束ねて大きな力にするという方法しか思いつきません。
いずれにしても5年先でも危うい気がしているのが正直なところです。日本というこの素晴らしい国を守らなければ、という気持ちも新たにブログの更新を頑張っていきます。
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